以前取り付けたペットドア、犬たちが自力で自由に出入り可能なドアとして活用されたことはまだ1度もありません。
ですが最近、兄弟はしきりにここを気にするようになりました。
日々、何度も前に立っては
開けろ開けろと大騒ぎ。
別に私、自力で頑張れ!なんて意地悪してるワケではないですよ。
柊も蓮も落ち着いてよく見てください。
すでに開いてます。
ここを通らないとトイレに行けないので必ず少し開けています。
そして実はそんな事は百も承知のご兄弟。
まず少し開いた扉から廊下に出て、その上で開けろ!と騒ぐのです。
その理由は
ペットドアから出入りしたいから。
何度か練習したので興味はあるけど、まだ自力で通れるとは思っていません。
なぜならペットドアはとても軽く、こうやってちょっと押すだけで
超バインバインするのです。
反動で跳ね返ってきたドアに顔面を殴打されて以来、怖くて通れないんですって。
手を使わず頭から突っ込めばそんな事にはならないんですけどね。
慎重な性格が災いしました。
なので近頃は
このためだけに日に何度も呼び出しをくらう私。
でも人の手を借りてでも通ろうという意思があるのは良いことですよ。
そのうち恐怖心を克服し自力で出入りできるようになるかもしれません。
そんな期待を胸に今日もせっせとドアマンとして働く私を
ネネ姉さんは呆れたように見つめるのでした。