10月も下旬に差し掛かったある日のこと、健康診断でネネの脾臓に異常があると告げられました。
どういった異常なのか今の段階では分からないが、経験上、良くないものだと思うと獣医さん。
提示された選択肢は
- 更なる精密検査。麻酔をかけ組織の一部を採取し病理検査を行う。
- いきなり開腹手術。悪いものがあれば即切除、なければそっ閉じ(!)
- 15歳という年齢を考慮し何もしない。
の3つでした。
いや…そんなん急に言われましても…という心境でしたが、選べません!とは言えるはずもなし。
悩みに悩んで、獣医さんとも話し合った結果、出した答えはなんと2です。
いま振り返っても、我ながらよく思い切ったな…。
最初に提案された時は
いやいやいやいや!どんな異常か分からんのにお腹を切る!?
無理無理無理無理むりー!!
って思ってたんですけどね。
でも1を選んだとしても
麻酔をかけてお腹に針を刺して、組織を採取してと、さんざん体に負担をかけた挙句、悪性腫瘍ですので後日手術しましょう!ってなったら??
二度しんどいー!
3を選んだ場合、おそらく腫瘍なので体内で破裂する可能性があるよと獣医さん。
「破裂した場合、持って数日です。」
いやー!
最終的に現在のネネの体力と、獣医さんが長年の経験から培った「良くないもの」という直感を信じ手術に踏み切りました。
術後、獣医さんから脾臓の周囲に腫瘍があり、全摘出に成功したとの報告を受けました。
獣医さんの「良くないもの」という直感はズバリ当たっていて、後日それが悪性脂肪腫であった事も判明しています。
悪性ですので今後、転移するかもしれません。
手術の影響で落ちた体力も完全には戻らないかもしれません。
でも獣医さんの
何が正しくて何が間違っていたかなんて、後になってみなければ分からない。だからあくまでも結果論だけど、早い段階で発見し、すぐ手術に踏み切り、悪性脂肪腫を全摘出できたというのは、現時点でできる最善の選択だったと思います。
という言葉に救われましたし、なによりネネ自身、
順調に回復し、再び弟たちと散歩を楽しめるようになっています。
転移の可能性など不安なこともあるけれど、とりあえず今は元気になった姿を喜び、大げさに褒め、1日1日を大事に過ごしていこうと思います。
回復の過程や弟たちの反応についてはまた後日あらためて!