柊が窓を凝視しています。
一体どうしたのだろう?と視線の先に目をやると
窓辺に置かれたコングが一つ。
そういえば掃除機をかけようとして、落ちてたコングを何気なくそこに置いたのでした。
さすがはコング命の柊。私ですら置いたことを忘れていたのに、よく気が付いたね。
もちろん取ってあげるけど、すぐ近くにピンクが転がっています。それではダメなのですか。
ほら、ネネ姉さんが持ってっちゃったよ。
いつもの柊なら慌てて「ボクのだよ!」ってアピールを始めそうなものだけど
今はそれどころじゃないんですって。
とにかく手の届かない場所にあるコングが気になって、どんなに私の方に視線を向けさせようと頑張っても
柊だけはチラリとも見てくれません。
奇妙な動きをする私よりコングの方がいいんですって…。
あんまり熱心に見つめ続けるので取ってあげました。
待望のコングを手にした柊は大喜び。
この様子なら今日はきっと水色コングを手放さないでしょう。
蓮も思いっきり赤色コングで遊べるってもんですよ。
なんでや…。